オーガニックコットンとは、オーガニック認定機関に認められている原料を使ったコットンです。
有機栽培ともいわれますが、化学肥料や殺虫剤を使わずに木綿を栽培しています。
オーガニックコットンを使うことで世界が救われるといわれています。
オーガニックコットンのこだわり抜かれた作り方
土地、自然、労働者の環境が検査機関で承認されなければなりません。
土地
土地を健康な状態に戻すために時間をかける必要があります。
農薬や殺虫剤を使わずに３年以上は自然な状態を維持しなければなりません。
土地を浄化させるだけでなく、自然に近づけるために微生物の回復も待たなければなりません。
自然
殺虫剤も使わないため自然と戦うために自然の力を利用しなければなりません。
例えば、綿花にもアブラムシのような害虫が発生することがありますが、自然に駆除するためにてんとう虫のような益虫を利用しています。
労働者
発展途上国での生産が多いのですが、働く人にとっても適切な職場環境を整える必要があります。
・子どもが働いてはならない
・健康被害が出てはならない
大量の農薬を使うせいで労働者が健康被害を受けたり、子どもが学校にも行けずに安い賃金で働かされていたりします。
オーガニックが品質的に優れているというわけではない
オーガニックについて研究された論文では、科学的にはほとんど効果はないと結論づけられています。
「オーガニックって意味ないの？」と思われるかもしれませんが、利用者からするとその通りなんです。
たしかにオーガニックには農薬が残っていないメリットはあるのですが、消費者が健康被害を受けるほどの農薬を使っていることは少ないので利用者にはあまり意味もないんですよね。
日本の農薬の基準は特に厳しいんですよ。
オーガニックを買うほど世界が救われる
わたしたち先進国にとってはコットンの生産は一般的ではないですよね。
ほとんどが発展途上国で作られているので、労働環境は想像できないかもしれません。
99%のコットンの生産には、大量の農薬、殺虫剤、栄養促進剤が使われています。
土地を破壊するだけでなく、労働者の農薬中毒も問題視されています。
年間2～4万人もの死者が出ており、8歳の女の子がガンで亡くなったこともニュースに取り上げられました。
オーガニックは綿花の値段をあげてしまいますが、使えば使うほどやさしい世界になります。
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